飲飲みずかん

GUIDE 01 / 更新

「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」は何が違う?

似ている表示ですが、ゼロになっている範囲がちがいます。「無糖」との関係もふくめて、缶の表示の読み方を整理します。

範囲のちがい

「糖質」と「糖類」は、どちらも栄養成分表示に出てくる言葉ですが、指している範囲がちがいます。糖類は、糖質の一部です。

糖質 = 炭水化物 − 食物繊維
糖類(単糖類・二糖類)ぶどう糖、果糖、砂糖(ショ糖)、麦芽糖 など
そのほか:オリゴ糖、糖アルコール、でんぷん など
糖類は糖質の一部。糖質には糖類のほかに、オリゴ糖・糖アルコール・でんぷんなども含まれる

糖質は、炭水化物から食物繊維を除いたものです。糖類はそのうちの単糖類(ぶどう糖・果糖など)と二糖類(砂糖・麦芽糖など)だけを指し、オリゴ糖・でんぷん・糖アルコールなどは糖類に入りません。

そのため、糖類ゼロでも、糖類以外の糖質が入っていることがあります。逆に、糖質ゼロなら、その一部である糖類もゼロです。

「ゼロ」と表示できる基準

食品表示基準では、栄養成分表示の糖質・糖類の量は、飲み物なら100mlあたり0.5g未満であれば「0g」と書けます。

「糖類ゼロ」「無糖」のように糖類を含まないと強調する表示も、糖類が100mlあたり0.5g未満であることが条件です。一方、「糖質ゼロ」という表示には、食品表示基準で決まった条件がありません。栄養成分表示で糖質を「0g」と書ける量(100mlあたり0.5g未満)が目安になります。

どちらの「ゼロ」も、まったく入っていないという意味ではなく、0.5g未満という意味です。

当サイトでは、糖質が100mlあたり0.5g未満の銘柄と、「糖質ゼロ」と表示している銘柄を糖質ゼロの一覧に載せています(パッケージに「糖質ゼロ」と書いていない銘柄もふくみます)。

「無糖」はどちらのゼロ?

缶チューハイでよく見る「無糖」は、糖類ゼロと同じ条件(糖類が100mlあたり0.5g未満)の表示です。糖質がゼロという意味ではありません。

また、無糖・糖類ゼロは、甘味料の有無とは関係ありません。アセスルファムK・スクラロースなどの甘味料は糖類ではないので、甘味料を使っていても「無糖」「糖類ゼロ」と表示できます。甘味料が入っていない缶をさがすなら、原材料を見るか、甘味料なしの一覧を使ってください。

缶チューハイの値で比べる

飲みずかんに載っている銘柄を、糖質と糖類の値で分けてみました。「無糖」と表示している缶でも、糖質は0.5g以上あるものが多いことがわかります。

糖質ゼロ(0.5g未満)

糖質が100mlあたり0.5g未満。糖質の一部である糖類も、0.5g未満です。

銘柄糖質糖類
タカラ焼酎ハイボール レモン 7%表示:糖質ゼロ・プリン体ゼロ0g0g
タカラ焼酎ハイボール ドライ 7%表示:糖質ゼロ・プリン体ゼロ0g0g
GINON ライム 7%0.4g0g

糖類はゼロ、糖質は少しある

「無糖」と表示している缶の多くがここに入ります。

銘柄糖質糖類
甘くない檸檬堂 無糖レモンとすだち 7%表示:無糖0.5g0g
クリアクーラー 無糖レモンサワー 7%表示:無糖0.5g0g
-196無糖 ダブルレモン 4%表示:無糖0.7g0g

糖類も入っている

果汁や糖類で甘みを付けた、無糖ではない缶です。

銘柄糖質糖類
本搾り レモン 6%1.5g0.8g
トリスハイボール 7%2.1g1.3g
本搾り グレープフルーツ 6%2.6g2.6g

100mlあたり。糖質を表示していない銘柄は、炭水化物の値(幅のある表示は上限)を糖質として載せています。

どちらを見ればいい?

糖質の量を気にしているなら、「無糖」かどうかより、栄養成分表示の糖質(または炭水化物)の数値を見るのが確実です。糖質ゼロのチューハイ一覧(4銘柄)は、糖質が少ない順に並べています。

砂糖などの甘さがないお酒を選びたいなら、「無糖」「糖類ゼロ」の表示が目安になります。無糖チューハイ一覧(13銘柄)で、純アルコール量や甘味料の有無もあわせて比べられます。

なお、糖質ゼロ・無糖でも、アルコールそのものにカロリーがあります。1缶あたりの純アルコール量は、各銘柄のページに載せています。

出典

銘柄の値は、各銘柄ページに載せたメーカー公式サイトなどの出典によります。